【イベント】 東京都・立川 食堂marumi-ya. 「好きだ、の世界を生きる。」 11/1(金)2(土)3(日)8(金)9(土)
※ こちらのイベントは終了しました。
たくさんのご来場ありがとうございました!
11/1(金)→ ×(満席)
11/2(土)→ ×(満席)
11/3(日)→ ×(満席)
11/8(金)→ ×(満席)
11/9(土)→ ×(満席)
◎ interactive cinema 01
「好きだ、の世界を生きる。」
キノ・イグルーが提案する、
新たなエンターテイメント interactive cinema!
作品本編を鑑賞するだけでなく、
実際に自分の体を使って、
作品の持つイメージを疑似体験してもらったあとに、
映画を鑑賞する。
まるで自分自身が、映画の世界へ入り込んだかのような、
はたまた映画が現実に飛び出してきたかのような、
不思議な映画体験がお楽しみいただけます。
観客が参加することで始めて完成する映画上映、
それが、interactive cinema です。
*****
第1回目の作品は、2005年の日本映画『好きだ、』。
監督は『ペタルダンス』の石川寛。
キャストには、宮崎あおい、瑛太、永作博美、西島秀俊。
菅野よう子のリリカルな音楽にも注目です。
「好きだ、」のひと言がどうしても言えない。
ユウとヨースケの17年間におよぶ、純粋で遠回りな愛の物語。
今回は『好きだ、』の中でとても印象的な、
大きな空の広がる河川敷を、みなさんで散歩します。
配給:ビターズエンド
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◆「好きだ、の世界を生きる」の物語。
作:池永萌
空はだんだん、夕暮れに色を奪われていく。
夜が近づいてくる。
水色はやがて、橙に。橙はやがて深い、
群青に姿を変え、見つけた一番星の輝きにうっとりとする。
この移り変わる景色を眺めている時間が、私は一番好きだ。
タータンチェックのスカートに、
今年初めて履いたニットタイツ、
ざっくり編んだオフホワイトのカーディガンを羽織って、
今日は、あの映画を観に行く。
中央線のオレンジ色の電車に乗り、JR日野駅へ向かった。
今まで一度も降りたことのない駅で降りるとき、
いつも決まってそわそわしてしまう。
改札を降りてどっち口だったかな。
まとめた髪は、ほつれていないだろうか。
カーディガンのポケットからリップクリームを取り出して、
慌ててさっと、かさつく唇をなぞった。
誰に見られているわけでもないのに、少し恥ずかしそうにした。
改札をくぐると、その向こうには、たぶん、
これから一緒に映画を観るのであろう人たちの姿があった。
その雰囲気から、私は、子どもの頃のことを思い出した。
少し小走りでみんなの元へと向かう、遠足の日の朝、のような。
これから何が起こるかわからない、期待、とか、
ちょっとの不安なんかが、懐かしい感覚と共に、
気持ちよく体を巡っていった。
待ち合わせの時間には十分間に合っていたけれど、
私はまるであの頃のように、小走りでその輪の中に入っていく。
「こんばんは」
控えめに挨拶をしたとき、少し緊張して頬が熱くなった。
全員揃ったことを確認すると、「夜の散歩」が始まった。
今から歩く、この道は、本当にあの映画まで繋がっているのだろうか。
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【当日のコース】
集合:JR日野駅。
↓
多摩川河川敷を、夜の散歩。
↓
おやつの時間。
↓
みんなでモノレールに乗って。
↓
食堂marumi-ya.へ。
↓
『好きだ、』鑑賞。
ごはんの時間。秋の定食。
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◆秋の定食メニュー
(食堂marumi-ya.)
かぼちゃのコロッケ
秋鮭のマリネ
きのこのまぜごはん
根菜の味噌汁
小鉢
番茶
◆散歩のおやつ
(お菓子屋ボタン)
オリジナル焼き菓子
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◆詳細
日時: 11/1(金)18:30〜22:00
11/2(土)18:30〜22:00
11/3(日)17:00〜20:30
11/8(金)18:30〜22:00
11/9(土)17:00〜20:30
会場: 食堂marumi-ya.
定員: 各回12名限定
料金: 3,000円(秋の定食+散歩のおやつ)
予約: kinoiglu@hotmail.com
件名を「好きだ、」として、
お名前、日時、人数、連絡先をお願いします。
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